工具不要!リスクなく壁面収納をDIYする方法とは?
あるときは雰囲気に統一感をつくるインテリア。
あるときは効果的にスペースを活用し、お部屋の機能性を大幅アップする収納家具。
設置するだけでお部屋の魅力&収納力をぐっと高めてくれるのが「壁面収納」。最近人気の収納家具ですね。
ですが、市販されている据え付け型の壁面収納は、価格が高いものが多く、手が出しにくいという方も多いかもしれません。
DIYで自作すれば比較的安く作れる他、オンリーワンの特別感や手作りならではの温かみはお金では買えません。
しかも、少し検索すれば『初心者でも出来る』DIYアイデアがズラリと並び、「自分にもできるかも!」という気持ちにさせてくれます。
ただ、少し気になるのは「失敗例」があまり見つからないこと。工具を使って壁面収納を作るのですから、失敗することも当然あるでしょう。
成功例ばかりではなく失敗例も見てから判断しないと、本当にDIYを始めて大丈夫なのかを判断することは難しいですよね。
そこで今回は壁面収納のDIYについて、メリット・デメリットをズバッとご紹介!
自分で壁面収納DIYに挑戦するかどうかお悩み中の方は是非参考にして下さいね。
壁面収納のDIYはココで失敗する
まず、壁面収納をDIYするメリットとデメリットについて確認してみましょう。
本当にお得?壁面収納DIYのメリット・デメリット
今やDIY人口も年々増加傾向にあり、ホームセンターや100均などでは特設コーナーが常設されていることも。
ステイホーム期間に初挑戦された方も多いのではないでしょうか?
そんなDIYですが、特に壁面収納をDIYするメリットとされているのは次の3つです。
・「既製品を買うより安く手に入る」
・「自由なサイズ・デザインで作れる」
・「作っている感が強く、楽しい!」
しかし壁面収納は大型で耐久度が必要なため、DIYとしての難易度はかなり高め。実際は次のようなデメリットもあります。
●最終的に大きな費用がかかる
「安く手に入る」のは、材料費と工具の費用だけで済むから。
しかし、DIYに慣れていないと木材の加工・組み立てに失敗してしまい、材料を何度か買い直すことも珍しくありません。
また、使用する工具には、ちょっとした不注意で簡単に壁や天井に穴をあけてしまう「取扱注意」な物も。
基本的な費用は安くても、追加の材料費や修繕費がかかってしまうこともあるのです。
●時間と労力がかかる
壁面収納は転倒した際のリスクなどを考えると、適当に作ることは出来ません。
ほんの少しのズレが大きな影響を及ぼす可能性も考慮し、設計段階から材料のカット、最後の調整まで、細心の注意を払う必要があります。
もちろん時間もかかりますし、作り終えた後はかなりの疲労感を感じることでしょう。
●「安全なDIY」は無い
工具を使う以上、必ずどこかに怪我をする危険が潜んでいます。特に初めてDIYを行う際は、工具を誤って取り扱ってしまい、怪我をしてしまうことは珍しくありません。
デメリットをまとめて見ると、壁面収納棚をDIYするのは「上級者」になってからがいいかもしれませんね。
将来的に壁面収納のような大きな家具も作れるよう、初心者の段階から気をつけておかなければいけないことはどんなことでしょうか。
まずは「どんな失敗が起きるのか」具体的な例を知ることが大切です。
壁面収納DIYの危険な失敗例
DIYシーンでは衝撃的な事故が起きることも少なくありません。
ネット上に載せられることは少ないですが、プロを含め、全く失敗せずに作れる人はごく少数。
「棚からネジが飛び出てしまった」「塗料が服についてしまった」といった失敗ならまだしも、重大なケガに繋がる失敗も数多く起きています。
ここからは、特に多い失敗例を5つ見てみましょう。
1)「体を切ってしまった」
特に多いのが、電動のこぎりやチェーンソーによる事故です。
これはご家庭で行うDIYシーンだけでなく、プロの現場でも頻繁に起きています。
消費者庁によれば、2010年12月~2019年6月末までの期間で、医療機関から87件の電動のこぎりによる事故が報告されています。
特に危険なのが「キックバック」と呼ばれる現象。材料の反りやたわみで刃が詰まって動かなくなり、反動で電動のこぎりや材料が作業者に向かって飛んでくるというものです。
電動のこぎりは、便利な反面、大事故につながりやすい危険性の高い工具。
直近では2019年7月にも、電動のこぎりによる死亡事故が発生しています。
2)「指を切ってしまった」
図工の時間などでDIYに夢中になっているときに起こりやすい事故です。
カッターやノミ、ノコギリなどの手動工具で加工を行う際は、手を置く場所、固定の仕方などを意識しないと思わぬ怪我に繋がります。
3)「電動ドライバーが滑って手をケガをしてしまった」
2006~2011年9月末までの約5年間に国民生活センターに寄せられた電動工具による危害相談のうち、もっとも多かったのが電動ドリルでの事故でした。
木材に穴をあけていたり、ビスを打ち込んでいる時に手が滑ることで起きやすく、最悪の場合はドライバーが手を貫通してしまうことも・・・。
また、軍手がドライバーに巻き込まれたことでケガが起きることもあります。
4)「ディスクグラインダーに接触してしまった」
ディスクグラインダーとは、砥石を1分間に7,000回という速さで回転させることで材料を削ったり、磨いたりする電動工具です。
DIYでは、木材の表面や角をなめらかに加工するために使われます。
「削る」という用途がメインなので、電動のこぎりよりも手ブレが起きやすくコントロールを失いやすいのです。
回転する砥石が体に当たれば、致命的な事故になることもあり、厚生労働省には、実際にディスクグラインダーによる死亡事故も報告されています。
5)「電動カンナに巻き込まれた」
電動カンナは木材の表面を削る電動工具です。
医療機関ネットワークに寄せられた電動工具に関する情報のうちでも、電動カンナによる事故は多くを占めています。
危険な工具を使うときは軍手を着用した方が安全なように感じますが、電動カンナの使用時には、電動カンナを「持っていない方の手」に軍手を着用するのはNG。回転刃に軍手が巻き込まれると酷い怪我に繋がるためです。
このように、DIYではちょっとした不注意や失敗が命取りになることも。
DIYは楽しい作業ですが、大怪我をしてしまっては元も子もありません。
では、失敗するリスクなく、初心者でも壁面収納をDIYする方法はあるのでしょうか?
工具不要の失敗しないDIY
壁面収納をDIYする際の失敗例についてみてきましたが、壁面収納のような背の高い家具は転倒した際の危険性も高く、強度・耐荷重などが十分か等、使用上の安全も考えなければなりません。
自分で作るリスクや必要な熟練度を考えると、壁面収納のDIYには中々手が出しづらいと思います。
丈夫な壁面収納を安全にDIYしたい・・・そんな方には、届いたその日から組み立て可能な【壁面収納OSAMARU】をおすすめします。
壁面収納OSAMARUは「工具不要」で組み立て可能!
壁面収納OSAMARUは、木材の専門家が設計したパーツを組み立てるだけで作れる壁面収納です。「イチからすべて自作する」必要はなく、カット済の国産木材のパーツを説明書通りに組み立てるだけで完了。
必要な物はすべて商品と一緒にお届けしますから、工具による怪我のリスクもほとんどありません。
種類豊富!おうちにぴったりな物を選べる
壁面収納OSAMARUは種類も豊富。ベンチにもできるローボードタイプの本棚から、天井まで届くサイズ(高さ240cm)の本棚、テレビボードまで、お部屋に合わせて選べます。
本棚にカウンターがついた「デスクカウンタータイプ」や、本棚にL字型に天板が付いた「デスクオフィスタイプ」などもご用意があります。
転倒防止対策もばっちり。付属のL字型金具を使って壁に直接固定するか、別売りの転倒防止用アジャスターを使用すれば安心です。
※ラブリコを付ける時は、OSAMARUを「天井から-75~85mm」の高さに必ず調整してください。それ以上・以下の隙間に対しては正しく固定することが出来ません。
壁面収納OSAMARUの構造はシンプルで、収納スペースの数(コマ数)も自由に選べます。最大49コマ、1コマ縦325mm×横325mmのたっぷり収納なので、散らかったお部屋もスッキリ整理出来ること間違いなし。
また、OSAMARUは未塗装の木製家具なので追加DIYや、好きな色にペイントすることも自由に出来ます。
まとめ:OSAMARUのDIYキットを活用しよう
OSAMARUを使ったDIYなら、家具を自作する楽しみもそのままに、収納力抜群の壁面収納を手に入れることが出来ます。
「自分で好きな家具を作る」ということはDIYの醍醐味ですが、お洒落で楽しい面ばかりが強調されがちで、実は危険な失敗につながることも多いのもDIY。
山登りと同じで、小さなものから初めて徐々に上達することもDIYの楽しみです。
家具の設計から材料の加工まで満足にできるようになってから、大きな家具にチャレンジするようにして、それまでは【壁面収納OSAMARU】の安全で簡単なDIYを楽しんでみてはいかがでしょうか?