壁面収納でDIYするあたらしい家族に優しい「バリアフリー」な洗面所
赤ちゃんが生まれたり、高齢の両親と同居したりと、あたらしい家族を自宅に迎えて一緒に暮らすようになると、必要なものもたくさん増えていきます。1人分~の荷物が増えるわけですから、収納を拡張する必要がありますよね。
特に水回りが集中している洗面所は、その必要性が高いです。これは、洗面所は浴室と接しているだけでなく、近くにトイレがあることも多いため、赤ちゃん用品や、ご高齢の方にとって必要なモノが特に多いエリアなため。
一方で、洗面所にはそもそも十分なスペースがないことも多いです。
こんな問題を解決するには、収納効率が高い「壁面収納」タイプの収納棚を洗面所に追加するのが効果的。
しかし、市販されている据え付け型の壁面収納は価格帯が高いだけでなく赤ちゃんや高齢者に安全な「バリアフリー仕様」のタイプを見つけることは難しいです。それなら、いっそ自作で壁面収納をDIYするのも一つの方法。
好きな形で自由に作れるDIYなら、洗面所の大きさに合った収納棚にできますし、バリアフリーにアレンジすることも可能です。
洗面所用の「バリアフリー壁面収納」をDIYする方法を見ていきましょう!
洗面所をバリアフリーにリフォーム!壁面収納を自作DIYする方法
1)材料の準備
まずは、必要な材料を揃えていきます。
【材料】
- 木材
- 木工用ボンド
- 硬質ゴムマット
- クギ、ビス、木ネジ
- 固定用L字金具
- 手すりポール
木材の種類は、収納が完成した後に手すりを取り付けられるよう「1×4材」以上に厚みがあるタイプを選びましょう。
また、使う木材の種類は「SPF材」もしくは「集成材」がオススメ。
どちらも、多くのホームセンターに置かれている代表的なDIY素材です。
2)道具の準備
材料が揃ったら、次は工具を揃えましょう。
【工具】
- 金槌
- 電動ドリル
- 電動のこぎり
- メジャー
- L字定規
- 水準器
- キリ(穴あけ用)
- 紙やすり
「1×4材」以上の木材をカットする場合は手動のこぎりではかなりの労力がかかってしまうため、電動式のこぎりの購入がおすすめです。
相場は5000円程度からですが、電動工具に危険はつきもの。
「キックバック現象」などによる事故をなるべく防ぐためにも、できるだけプロテクターがしっかりしている8000円以上のものを選びましょう。
3)加工と組立
材料と工具が揃ったら、さっそく加工のステップにはいっていきます。
【加工の手順】
1. 方眼紙で設計図の作成
2. それに合わせて材料の木材をカット
3. 木材のやすりがけ
4. 組立て、固定
5. そりの調整
6. 手すりの設置
まず初めに、緻密な設計図を作ります。
例えば、車椅子での使用を想定するならあまり幅を取らないような薄型にするなど、状況や置きたいモノを具体的に考えてサイズを決定していきます。
また、少ない洗面所のスペースを活用するためには、天井付近まで届くような高さで設計するのがおすすめ。
このとき設計図に緻密さが必要なのは、木材には内部の水分の増減によって収縮を繰り返す性質があるから。
湿気の多い洗面所で使う場合、ほんの少しのずれが簡単に「全体の歪み」につながってしまいます。
ご高齢の方の場合、歩いている途中で壁面収納にもたれかかることは十分考えられますよね。
その時、歪んで強度の弱くなった壁面収納が崩れたり、倒れてくることもありえます。
そのため、そもそも歪みにくいよう緻密に設計することが非常に重要なのです。
また、小さいお子さんや、ご高齢の方が触れてもケガをしないよう、加工の際は念入りにやすり掛けをする必要があります。
また、木材のトゲやささくれも、服に引っかかってバランスを崩す可能性があるため、残さず取り除いておきましょう。
あとは組み立てて固定、反りを調整し、必要な高さに手すりを付ければ完成です!
洗面所に自作のDIY壁面収納は安全?
このように、自作でも洗面所の壁面収納を作ることはできます。
しかし実際は、いくら念入りに調整したとしても、初心者が作るDIYは歪みが生まれてしまうのが当たり前です。
万が一にも崩れたり、モノが落下してきたら危険!
費用を抑えることは確かに重要ですが、何より大切なのは家族の安全ではないでしょうか?
そういった危険性を考えると、やはりプロが設計・製作したものの中で、費用を比較的抑えられてバリアフリー加工もできる壁面収納を選びましょう。
据え付け型では対応するのが難しいこんな条件を満たすのが、カスタマイズ自在な【壁面収納OSAMARU】です。
「天井まで届く」壁面収納で洗面所アイテムを大量収納
赤ちゃんの消耗品や、ご高齢の方が洗面所に置いておきたいアイテムは、意外と場所をとるものが多いです。
例えば、お風呂から上がった所にあると便利な「おむつ」。
毎日使うモノなので大量にストックしておきたいですが、かさがあるため置き場所に困ってしまいますよね。
壁面収納OSAMARUなら、通常の壁面収納では使いきれない天井付近のスペースもしっかり壁面収納スペースとして活用できます。
今まで低い位置に収納していたストックを天井付近に繰り上げて置けるので、大量のおむつを無理なく収納できるようになりますね!
もちろんご高齢の方が自分で取れるよう、普段使うおむつ自体は下のコマに置きましょう。
また、壁面収納OSAMARUの1コマは「タテ325mm×ヨコ325mm×奥行き350mm」のビッグサイズなので、30Lサイズのゴミ箱をすっぽり入れておくこともできます。
これなら下部の1コマを「おむつ専用のゴミ箱」として使うこともできるので、入浴の際におむつを捨てるのも楽々。
高さ2400mm(7コマ)×奥行き350mmの壁面収納本棚>
国産木材使用の安全な壁面収納
壁面収納OSAMARUは、バリアフリーな洗面所を作るためにも最適な壁面収納です。
国産木材を原材料に、木材のプロによって精密に設計されているので頑丈さ・安定感は抜群。
通常タイプは奥行き350mmですが、奥行き180mm・250mmの「薄型タイプ」も選べるので、例えば車椅子の方に必要なスペースの余裕を作ることにも向いています。
高さ2400mm(7コマ)×奥行き250mmの壁面収納本棚>
高さ1710mm(7コマ)×奥行き180mmの壁面収納本棚>
壁面収納にちょっとしたDIYを追加!もっと優しい洗面所に
壁面収納OSAMARUは木材を主原料にしているので、釘やネジでの加工にも対応。
さらに小さいお子さんや、ご高齢の方に優しいバリアフリー要素を、追加でDIYすることもできるんです。
簡単加工でさらにバリアフリー化!
足が不自由なご高齢の方に欠かせないのが「手すり」です。
衣服の着脱は特にバランスを崩しやすく、補助があるととても心強いですよね。
壁面収納OSAMARUなら、簡単DIYで「手すり付きの壁面収納」を作ることができます。
作り方は簡単で、ホームセンターなどで購入した手すりポールをジョイントするだけです。
壁面収納OSAMARUは国産木材を使用した木製なのでクギやネジを使った簡単DIYが可能。木工用ボンドでちょっとした追加DIYも簡単にできます。
縦向きがいいか・横向きが良いかなどは、実際に使う方と相談しながら決めていきましょう。
また、壁面収納にぶつかった時にケガを負わないよう、壁面収納の棚板部分には角を覆うカバーを付けておくのも効果的ですね。
あたらしい家族が増えることは嬉しいことですが、その分安全にも配慮してあげなければいけません。
まだ小さい赤ちゃんやお子さんは、骨も柔らかくちょっとした段差でも転んでしまいます。
また、家族のサポートがあるとしても、住み慣れた家を離れて新しい場所で暮らすのはご高齢の方にとって不安なことも多いはず。
そんな時、本当にバリアフリーについて考えた壁面収納を設置すれば、喜んでもらえること間違いありません。
家族みんなが安心して暮らせる洗面所のために、壁面収納OSAMARUで「優しさ」をDIYしてあげましょう。