おしゃれな洗面台の選び方!おすすめのポイントやリフォーム事例をご紹介
リビング、キッチン、浴室、トイレなどと同様に、洗面化粧台は毎日必ず使うものなので、自分にとって使いやすくてお手入れがしやすいのが良いですね。お手入れが楽で、掃除が楽だとなお良いのですが、さらに毎日使うのでおしゃれでスタイリッシュな洗面台だとうれしいですよね。
今回は、おしゃれな洗面台の選び方と、洗面台を選ぶポイントや簡単に自分でできるDIYリフォームの事例を紹介します。
おしゃれな洗面台の基本的な選び方
洗面台といっても、種類はたくさんあります。
洗面台の本体のみのシンプルなものから、鏡がセットになったもの、キャビネット付き、洗面ボウルが大きなものから、
お掃除が楽なものまでたくさんの商品が各メーカーから発売されています。
いっぱい種類があることで、どの洗面台が良くて購入すればいいか迷いますね。
こちらの章では、洗面台の選び方を素材、色、メーカーの観点から選び方を紹介します。
素材で選ぶ
おしゃれな洗面台の選び方の基本1つめは素材で選ぶことです。実際に洗面台の素材として使用され、人気なのは次のものが挙げられます。
天然木(無垢材)
天然木は、年月が経過するにつれて天然木の表情の変化を楽しむことができます。ヴィンテージテイストが好きな方にはぴったりな素材です。
木材なので水まわりに使用する際は、ウレタン塗装を施す必要がありますが、問題なく使用できます。
メラミン化粧板
メラミン化粧板は耐水性や耐久性に優れたプラスティック板です。
木目から石目や単色など色合いはたくさんの種類があり、耐水性に優れているので、水まわりの天板や扉に使用されることも多い素材です。
人工大理石
人工大理石はアクリルやポリエステルなどの樹脂でつくられた人工素材です。
天板と洗面ボウルを一体型のようにすっきりと見せることができます。
耐久性・耐水性・耐熱性にも優れており、天然大理石に比べるとお得に高級感を表現することができます。
色で選ぶ
おしゃれな洗面台の選び方の基本2つめは色で選ぶことです。色を選ぶ方法としては、以下のものが挙げられます。
洗面所と同一色で選ぶ
洗面所は色合いがバラバラではなく、統一感が欲しいですね。統一感が欲しいときは洗面所の中で面積が広い所である壁や床と同じ色の商品を選ぶことで、まとまりがでて清潔感のある雰囲気になります。
洗面所と類似色で選ぶ
洗面所と同じ色ではなく、少しだけ色の変化をつけたいときは、まったく別の色ではなく類似色を使うことをおすすめします。類似色とは、青の場合は水色、紫の寒色系のことを指し、赤の場合はオレンジの暖色系のことを意味します。
洗面所の補色・差し色で選ぶ
洗面所と同系色や類似色を選ぶのがおすすめと伝えましたが、あえて洗面台を目立たせたいときは、補色や差し色で選んでみるのも良いでしょう。色相環図で対照的な位置にある色のことを補色といいます。例えば、寒色系のインテリアに暖色系の赤や黄色の洗面台を置くと洗面台の存在感を出すことができます。
また、差し色とはアクセントカラーとほぼ同じ意味合いで、色を添えることを意味します。例えば、白色を基調とした部屋に黒色の洗面台を設置することや、逆も然りで黒色を基調とした部屋に白色の洗面台を置くことで存在感を発揮します。
形状で選ぶ
間口で選ぶ
自分の部屋に洗面台を設置する際には、洗面台を設置する幅(間口)を確認することが重要です。ユニットタイプだと、60cm、75cm、90cmのサイズがあります。自分の部屋の間口より小さいサイズの洗面台を選びましょう。
高さで選ぶ
自分の身長もしくは家族の身長に合わせた高さを選ぶことが重要です。
洗面台の前に立ち、蛇口に手を伸ばした状態の際に、肘より洗面台が低くなる高さが目安となります。
洗面ボウルが深いと水撥ねがおさえられます。ほかにもオーバーフロータイプの洗面台でかつ深さがあると、衣服の手洗いも可能です。
化粧台のタイプで選ぶ
洗面台の下の収納スペースがどのようなタイプになっているかも洗面台を選ぶポイントとして重要です。
大きなものを収納できる扉タイプで中は広々とした収納スペースになっているタイプや、引き出しタイプで背の高いものとボトルや小物を別々の場所で保管するタイプと、フルスライドタイプで奥までしっかり収納できて出し入れ楽々なタイプと大まかにわけて3タイプがあります。
鏡のタイプで選ぶ
洗面台では化粧や洗顔後に自分の顔の状態をチェックするので、鏡を選び方も重要なポイントです。
鏡には3タイプあり一面鏡、二面鏡、三面鏡とあります。一般的なのは一面鏡で鏡の両サイドが収納スペースになっているタイプです。
2面鏡は鏡が二つある状態ですが、鏡裏の収納は片側のみの場合と、両方収納できるタイプがあります。
三面鏡は、全面鏡裏収納がついたタイプで小物が片づけやすくすっきり見えます。両開きにすることで、鏡が顔の近くまでくるのでメイクする際には顔が見やすくて重宝します。
水栓のタイプで選ぶ
洗面台で水を出すときにどのタイプが自分に合っているかで選びましょう。
お湯と水のハンドルをそれぞれ調整する2ハンドル水栓、上下に倒して水量を、左右に回して水の温度を調整するハンドシャワー水栓、シングルレバーを水栓に、ホースを引き伸ばしてハンドシャワーが使えるシングルレバー混合栓等があります。
ボウルのタイプで選ぶ
洗面台のボウルの素材で選ぶ方法もあります。ボウルの種類には陶器、人工大理石、ホーローなどのタイプがあります。陶器は細かい傷はつきずらいのですが、硬いものをぶつけるとひびが入り割れてしまうので気をつけましょう。
人工大理石はカラーバリエーションも豊富で選びやすいのですが、傷がつきやすいので使用する際は注意して使いましょう。
ホーロータイプは傷には強いですが表面が欠けてしまうとサビの元になるので注意が必要です。それぞれメリットとデメリットがありますが、デメリットは使い方を注意して大事に使用すれば防げることなので他の部分とのバランスを考えて選びましょう。
おしゃれな洗面台はテイスト別に選ぼう
おしゃれな洗面台の選び方を、素材とメーカーごとに選ぶための特徴やポイントを紹介しました。ここからはお部屋の雰囲気にあったテイストで選ぶためのポイントを紹介します。お部屋のテイストと組み合わせて洗面台を選ぶのが良いでしょう。
ナチュラルテイスト
お部屋全体が落ち着いた雰囲気になり、木製の家具や収納棚を設置しているときは、洗面台も天板から収納まで木製を取り入れると全体が落ち着いた雰囲気でまとまります。
もう少しさわやかで明るい雰囲気を出したいときは、パインやメープルなどの白系の木材を使った洗面台にしたり、モザイクタイルを施した天板の洗面台にすると北欧風のナチュラルテイストに仕上がるのでおすすめです。
モダンテイスト
お部屋全体の雰囲気がモダンテイスト、もしくは洗面所はモダンテイストにしたいと考える際は、モノトーンでまとめましょう。ホワイトやブラックを基調にまとめるとシックで大人の空間ができあがります。ホワイトでまとめると清潔感がでて、ブラックでまとめると高級感がでるのでおすすめです。
ヴィンテージテイスト
木材とアイアンを組み合わせると、洗面台がヴィンテージの雰囲気に仕上がります。木材の種類は古材風を選ぶことや、色合いをダークブラウンにすることでさらにヴィンテージ感を引き出すことができます。アメリカンヴィンテージの雰囲気を味わえます。
エレガントテイスト
エレガントな雰囲気にしたいときは、洗面台は人工大理石を使った天板の洗面台を選ぶのがポイントです。人工大理石で石目調(マーブル柄)などを選ぶと、天板の表情に動きがでるのでエレガントな雰囲気を出してくれます。
補色や差し色を使うことでポップな雰囲気
室内のカラーの差し色や補色を選ぶことで、おしゃれでポップな印象の洗面スペースを演出できます。赤と青の組み合わせだとアメリカンポップに、水色や黄緑色やブラウンとの組み合わせは北欧ポップテイストと様々な色の組み合わせを試してみましょう。
洗面台をカスタマイズするには
洗面所を新しくするときは選択する方法としては、システムタイプと、ユニットタイプと、カウンタータイプがあります。
システムタイプは、一般的な据え置き型で洗面ボウルや鏡、収納キャビネット、照明器具、水栓金具などがあらかじめセットになっているタイプです。ユニットタイプは、カウンターや洗面ボウル、扉材や推薦金具などを自由に選んで組み合わせることができます。カウンタータイプは、様々な組み合わせをオリジナルでつくるデザインにこだわりのある方におすすめのタイプです。
ただ、すでに洗面台はあるけれど、一部分だけカスタマイズをしたいこともあるでしょう。そんなときカスタマイズする部分によって、仕上がりのイメージも変わります。すべてをリフォームだとお金もたくさんかかってしまいますので、少しずつアレンジして洗面台の雰囲気を変えてみるのも良いのではないでしょうか。
洗面ボウル
洗面ボウルは、形状、素材、深さ、色合いが違うものが多数あります。丸型なのか四角なのか、上述のボウルのタイプでも紹介しておりますが、陶器、人工大理石、ホーローなどの素材の違いでも洗面台の雰囲気は変わります。
水栓・カラン
洗面台で重要な水栓・カランは、自動水栓のものやシャワー水栓など機能がついているものもあります。形状や色にこだわるだけではなく、機能面も確認し、洗面ボウルとの調和が取れるかを確認して選びましょう。
ミラーボックス
ミラーボックスには鏡の役目以外に、収納機能もついています。サイズや洗面台とのバランスを考えつつ収納面も気にしながら選びましょう。
ミラー
鏡としての役割だけではなく、デザイン性も重要です。LED照明がついたミラーもあります。
洗面台の掃除のコツ
洗面所の新調やリフォームをするきっかけは、汚れや傷が増えたこともあるでしょう。毎日使うもので水を使うので、汚れがちになります。ここでは、洗面所のお掃除のコツを紹介します。ちょっとしたコツで洗面台は清潔に保つことができ、お気に入りの洗面台が長持ちします。
洗面台の汚れで多いのは、水垢、手垢、黒ずみです。それぞれの汚れの種類によって掃除の方法は変わります。ただ、ひとついえるのは、掃除の最大のポイントは、使った後にこまめに掃除して汚れを残さないようにすること、これに尽きます。
すぐ掃除をするために、使用済みの歯ブラシは捨てないで取っておき、掃除用の布を洗面台の近くに置いておきましょう。
水垢や黒ずみは、水道水に含まれているミネラル分が乾いて堆積したことで発生する汚れです。ミネラルはアルカリ性の性質を持つので、酸性で中和することが可能です。クエン酸は酸性なのでキッチンペーパーにつけて汚れの部分に貼りつけて、しばらく放置したあとにこする比較的簡単に汚れが取れます。
手垢は皮脂やほこりが混ざってできる汚れです。手垢の掃除には、弱アルカリ性の重曹が酸性の汚れである手垢を中和する効果があります。重曹に水を混ぜてスプレーをつくって、手垢の部分に吹きかけて、そのあとは布で拭き取ると手垢も取れるでしょう。
洗面台のリフォームについて
お気に入りの洗面台を設置して、たくさん掃除をしてしっかり保管していても、洗面台にひびが入ることや、サビが発生することのほか、デザインが古くなったので新しくしたいなど、リフォームを検討する機会は訪れます。
洗面台の交換時期として考えられるのは、水栓や排水管の水漏れを発見したときです。排水管で水漏れが発生していると、洗面台下に収納しているものにカビが発生する恐れがあります。水漏れが発生したら、洗面台の交換時期と考えて交換を検討しましょう。
洗面台の交換の費用は、洗面台本体の商品価格、取りつけの費用、内装工事費用の3つの費用がかかります。
おしゃれな洗面台にリフォームする際のポイント
すでに家の中にある洗面台をおしゃれにリフォームしたいとき、どんな手順でリフォームをすれば良いのか参考になる手順を紹介します。
まず自分で洗面台を選び、リフォームの会社には洗面台を取りつけてもらうパターンと、リフォーム会社を先に選び、リフォーム会社と一緒に洗面台を選んで取りつけてもらうパターンと2つ方法があります。
自分で洗面台を選んで取りつけてもらう場合
自分で洗面台を選ぶのはかなり骨の折れる作業ですが、自分のこだわりを実現することや、インテリア自体が好きな方はそれも楽しみむことができます。
時間などを気にしないで選ぶことができて、選べる洗面台の種類も多く、価格も安価なものを見つけることができるのはメリットです。ただデメリットとしては、自分の選んだものが設置している洗面所にサイズが合うのか、使用感は大丈夫なのか、わからずにリフォームしてみたらイメージと違ったといった状況にも陥りやすいことです。
リフォーム会社と一緒に洗面台を選んで取りつけてもらう場合
リフォーム会社と一緒に洗面台を選んで取りつけてもらうのはプロの意見をもらえるので安心です。よっぽどこだわりの強い人以外はリフォーム会社の方と一緒に選んで設置しましょう。使い勝手やデザインなどを提案してもらえるなど、選んだ洗面台のサイズに合わないという不安がないのと、探す手間がかからない といったメリットがあります。
洗面台の設置も自分で行うという方法もありますが、排水管や水栓など水まわりについては、専門のリフォーム業者や工務店に依頼をする方が良いでしょう。水栓や配管をしっかりしないと、せっかくリフォームしても、またすぐリフォームのし直しとなり、費用がたくさんかかってしまいます。
洗面台をDIYでお手頃にリフォーム事例
水漏れなどによって洗面台のリフォームが急ぎで行う必要がない場合で、お手軽にDIYしたい方におすすめのリフォーム事例をいくつか紹介します。水まわりにふれなくても、DIYで棚を増やして、ちょっとしたことを変えるだけでも、おしゃれな洗面台はできあがりますので、ぜひ試してみてください。
洗面台の一部分をDIYすることでイメージチェンジ
100円ショップグッズでナチュラルな洗面台に
ユニットタイプのシンプルな白色の洗面台が、100円ショップのインテリア木製ウォールラックを使って鏡の2段目の収納部分に差し込んで、木製のナチュラルな洗面台に早変わりです。壁に接着しているわけではなく、100円ショップのグッズのみでリフォームできるので手軽で原状回復も簡単なのでおすすめです。
洗面台の普段使わない鏡をアレンジ
洗面台の上下に鏡がついているけれど、下の鏡は使わないのでタイル柄のリフォームシートを貼ることで、清潔感のある北欧風の洗面台ができあがりです。わずか200円ちょっとでできるリフォームなのでおすすめです。
棚や洗面台の上をアレンジしてナチュラルに
洗面台についている収納のデザインがいまいちでDIYした事例です。造作用ビスSPF材 1×4、100円ショップの針金、アイアンバスケットとL字金具があればできるリフォームです。
針金の形を曲げて、元のラックがついていた穴に合うようにフックをつくります。もし市販品で合うフックがあればそちらを利用した方が良いでしょう。針金を洗面台の元の穴に差し込み、手前に好きなかごを引っ掛けます。
洗面台の上は壁と洗面台の隙間に、L字金具を差し込んで板を挟みビスで固定し、さらに前から板を打ちつけると、木目調やアイアンバスケットがちょうど良いアクセントになり、ナチュラルテイストな洗面台ができあがります。原状回復可能な方法なので賃貸マンションやアパートでもできます。
リメイクシートとカラープレートだけの簡単アレンジ
白の木目調のリメイクシートと、黒のカラープレートの2枚だけを使用した簡単アレンジです。リメイクシートをヘキサゴンの形に切り取って、カラープレートに貼りプレートを洗面台にはめ込むだけで完成します。
洗面台の鏡の下にリメイクシートが貼ってあるだけで、おしゃれな洗面台に早変わりです。
三面鏡だけ外して鏡とライトをアレンジ
三面鏡を外して、自分で購入した鏡とライトを取りつけて、収納のアイアンラックを取りつけてガラッとイメージを変えるリフォームです。三面鏡にはドライヤーなどを使う際の電源がセットになっているものもあるので、取り外しの際に電気工事が必要になる可能性もあります。自分の洗面台に合うアレンジか確認しましょう。
洗面台の周りも便利にDIY
洗面所は限られたスペースであるにもかかわらず、洗面台、洗濯機などの大きいものから、タオル、歯ブラシ、ハンドソープや洗剤など、小さいものまでたくさんのモノが置いてある場所。
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洗面台の高さと合わせたい方は、高さ3コマのOSAMARUがちょうどいいのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、おしゃれな洗面台の選び方や、おすすめのポイントやリフォーム事例を紹介してきました。洗面台を選ぶポイントは、素材、形状、テイスト、メーカーなど様々な視点で選ぶことが大事です。
ポイントをおさえると、誰でもおしゃれな洗面台をつくることができます。
ホテルのような大理石テイストや、陶器と木目調の異素材テイスト、そして機能性抜群のシンプルで現代的なテイストなど、自分にあったテイストで、他のお部屋とも調和の取れたおしゃれな一つしかないオリジナルな洗面台をつくりましょう。
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